ハッテン場とは?

興味本位で近づくのは怖いけれど、どんな所なのか気になりはする・・・そんな場所が、ゲイの出会いを支える「ハッテン場」。何せ、基本的にはゲイ以外の人が全く足を踏み入れない場所なので、私たちには、中で何が行われているのか、想像もつきませんよね。そこで、ハッテン場の内情をよく知るゲイ男性Aさんから、内側の事情を赤裸々に暴露してもらいました。

どこにあるの?

「大体は、都市部にあるサウナですね。一応表向きは普通のサウナなんですが、入り口に『会員制』『一見さんお断り』などと書いてある所は、怪しいと見て良いでしょう。あれは実際に会員や馴染みにならなければ入れない訳ではなく、ゲイでない人が迷い込んで巻き込まれるのを防ぐための物ですから。あとは、大き目の夜の公園など、待ち合わせがしやすい割に人目につきにくい、死角となる場所が多いスポットも人気です」 そういえば自分の街にも、そんなことを書いた張り紙のあるサウナを見たことがあります。てっきり高級なサウナなのかと思っていたのですが、違うんですね・・・それはともかく、公園とは驚きです。私たちの生活の中にも、あちこちに実はあるようです。入ることが出来ないので、サウナの方についてもう少し詳しく聞いてみましょう。

中はどうなっているの?

「ものすごくざっくり言うと、ロッカー、シャワー、大部屋と個室がそれぞれいくつかずつある、という感じです。サウナとは言っても、中にはサウナ設備がどこにもなかったり、あってもオマケ程度でしかない所もあるので、実際は何なのか分からない施設ですね(笑)。最初にロッカーで服を脱いでしまうので、基本的にはタオル1枚でうろうろします。大部屋も個室も自由に行き来できるので、大部屋で好みの人を見つけたら声をかけて、一緒に個室へ・・・というのがメジャーな流れです。でも、個室も完全に密室ではなく、ごく簡単な仕切りがついているだけ。ネットカフェの個室をイメージしてもらったらいいでしょう。ですから、個室に入っても外からは普通に覗けるし、場合によっては乱入したりされたり、ということも可能です」
とても気軽に男性の身体を吟味して声かけができる環境であることは分かりました。サウナというより、本当にただの出会いの場所という状態なのですね。

本当にエッチしまくっているの?

「そうです。それ目的の男しかいない訳ですから、やる事はある意味とてもシンプルですよ。ひたすらみんな自分の欲求に正直に行動しています。言葉を一切交わしていない人といきなりセックスしたり、乱交にもつれ込んだり、正直言って、普通の感覚の人が見たらドン引きするような光景だと思います。モテるタイプのゲイだと、一度に何人もに群がられたりするので、落ち着いて一人の人とセックスを楽しみたい、という人は、長居ができる環境ではないです。逆に、モテない人はどれだけあちこちの部屋をうろついても、誰からも相手してもらえなかったりもします。そういう人は、残念ながらエッチまでは行き着かず、仮眠だけ取ってしぶしぶ帰るというような事になるみたいです」
男女でそういったことが出来る場はなかなかありませんから、何だか羨ましいようにも思いますが、それだけ本能むき出しになれるはずの場ですら、外見で強者と弱者が分かれるのですね。

非常に現実離れした世界のような印象を受けますが、中には、ハッテン場で出会って意気投合し、そのまま正式に付き合うカップルとなる人もいるそうです。普段はお互いがどこにいるのか見えないゲイたちが、確実に出会える場所として存在し続ける、ハッテン場。ゲイ社会の文化の一つとして、これからも活躍し続けていくことでしょう。