「普通」の人が忘れがちなこと

boy 私たちは、様々な「常識」の枠に囚われて生きています。恋愛はこうする、結婚したらこうあらねばならない、セックスはこのようにしてするものだ・・・など、挙げていけばキリがないことでしょう。しかし、それは本当に「常識」ですか?誰かが決めた、守らなければならないルールですか?もしかして、ただの「思い込み」ではないでしょうか?

同性愛者たちは、私たちが思う「恋愛=男女ですること」という常識の枠の外側で生きようとする人たちです。彼らの目には、私たちを縛る常識は、どう映っているのでしょうか。いくつかの質問を、同性愛者にぶつけてみました。

Q1.恋愛で最も大事にしていることは?

Aさん(ゲイ)「何かを共有することでしょうか。一緒に住む場所とか、趣味とか、共通の目的とか、何でもいいのですが。僕たちは結婚もできないし子どもも持てないので、ふとした拍子に、何の為に一緒にいるのか考え込んでしまうことがありますけど・・・そんな時には、『恋人と共有しているもの』がその答えになることが多いです。それを失いたくないな、って思ったら、一緒にいていいんだろうと思います」

Bさん(レズビアン)「私は直感ですね!結局、好きになるのに理由なんかないでしょう。なんで女の子を好きになるんだろうって、何度も何度も考えましたけど、理由がないから考えても分からないんだ、って、今は開き直っています。女の子を好きになるのに決まった理由がないのなら、目の前にいるこの人を好きになるのにも同じように、理由はないんです。好きになったら後悔したくないから、自分の直感の赴くままに、好きなら好き、一緒にいたいならいたいって、理屈抜きで言うようにしています」

Q2.セックスって、何の為にすることですか?

Bさん(レズビアン)「快楽の追求のため(笑)・・・というのは冗談で、一番はコミュニケーションかな。子作りのためとか、しなきゃいけない理由は私たちにはないし、女だから男の人ほど性欲が強い訳でもないから、しないならしないでもいいんですよ、別に。それでもわざわざするのは、やっぱり相手の全部を見たいとか、愛してるって伝えたいっていう気持ちが溢れて・・・って感じですね」

Aさん(ゲイ)「僕らの場合は男なので、性欲処理という側面がレズビアンよりも強いのは否めませんが、それでも、子どもを持てないことに変わりはないですしね。特定の人としかしたくないという気持ちになってからのセックスは、愛情表現です。それ以上でも以下でもないですね。ノンケ(異性愛者)の人たちを見ていると、夫婦だからしなきゃいけないとか、子どもを作るために嫌々しているとか、なんだか息苦しそうに見えます。もっと気楽にすればいいのにと思います」

男女のカップルや夫婦だと、つい「こうしなければならない」という形に囚われて、恋愛やセックスの根底にあるものを、忘れてしまいがちです。しかし、愛し合う二人が共に過ごすというのは、本来、彼らが言うようにとてもシンプルなもの。同性愛者は人生の途中でそれを意識して考える機会を得ることも多いですが、あなたはどうでしょうか。