同性愛者はどこにいるのか

最近は日本でも、テレビなどで同性愛に関する真面目な情報を得られる機会が増えました。一説によれば、同性愛者・性同一性障害などの「性的少数者」と呼ばれる人々は、20人に1人程度の割合で存在しているとも言われます。この数字を聞けば、理論上はあなたの身の回りにも必ずいるはずですよね。会社でも、親族でも、何かの属性で周囲にいる人をひとくくりにしたら、大体の集団は20人以上になるはずですから。しかし、私たちの目には、彼らの姿が見えません。どうすれば、彼らと「出会う」ことが出来るのでしょうか。

同性愛者は普通にどこにでもいる

結論から言えば、あなたの周囲に「いない」訳ではありません。ただ「見えない」だけです。まだまだ同性愛者に対する差別的な言動や待遇も多い日本では、彼らは自分の性愛についてオープンにすることは、基本的には出来ません。特に、生活に直結するご近所付き合いや職場などでは、必死になって隠していることがほとんどです。若い世代にはその辺りのタブー感が少し薄まってきているので、カミングアウトする人の割合も増えてきていますが、特に40代以上の人となると、よほど何かきっかけでもない限り、向こうから「自分は同性愛者だ」と言ってきてくれることはないでしょう。言わなければ分からないことだから見えていないだけで、本当は上記の数字程度の割合で、私たちの生活の中に溶け込んで暮らしているはずです。

特に集まりやすい場所

そんな風に、私たちには見えない形で、社会のあちこちに点在している同性愛者たち。しかし、彼らが集まってきやすい場所と言うのは、私たちの生活圏内にも普通にたくさんあります。最も分かりやすく、私たちにも彼らの姿が見えやすくなる場所は、俗に言うデートスポット。テーマパークやアミューズメント・レジャー施設、ムードの良い公園やショッピング街など、男女カップルが好んで行くような場所は、同性愛者にとっても全く同じ、良いデートスポットです。デート中であれば、同性同士でイチャイチャしているので、一般の人から見ても少し分かりやすくなります。とあるレズビアンによると、休日に大阪の某有名テーマパークを歩いていると、運が良ければ1時間に1組くらいのペースで同性愛カップルと思しき人を見かけるのだそうですよ。

いくら私たちの目に見えなくても、彼らは私たちと同じように、普通に生活を送っています。会社に行き、近所のお店で買い物をし、家に帰り、休日には外に遊びにも行きます。どこにでも普通にいるものだ、という気持ちで周囲を見渡してみたら、「あ、もしかしてあの人?」と思う機会も増えるかもしれません。